ホスト物語(再) 第8話

ホスト物語 第8話
ショウ入店!

入店すぐにショウは
いきなりNO2に!!
あっさり後輩に抜かれた。
最終日のボトル合戦に惨敗したのだ。。
かなり凹んだ事を覚えている(涙)

ボトル合戦とは?
その名の通り高額なボトルを入れあい
ナンバーを競うホストにとって
自分の力をアピールする日

ある程度の信用あるお客にはツケが許される。
最終日はツケの回収する期日でもある。
そのため最終日は現金での戦いになるのだ!

最終日の時点では
ショウとは50万くらいの差があり
自分もある程度の余力は残していた。
ショウ本人も、もう勝てないですよ!

そんな中学生の試験前のような発言
まったく勉強してないからヤバいー
みたいな。。。

営業が終わる1時間くらい前だった
とびきりの美女が入店
なんとショウの客だった。
ショウは隠しダマを用意していたのだ!
100万を越えるボトルをいきなり入れ始め
あっという間に抜かれた。

その後はNO1ゴウさんとショウの一騎打ち!
そこで初めてゴウさんの本気を見た。
仰天の300万のボトルセット。
今でもその光景を終わる覚えている。
1000万くらいの札束を
ゴウさんの
太客がテーブルの上に。
「かかっこい」と言わんばかりのドヤ顔!

この人には一生勝てない。。。
NO1にはなれない。。。と諦めた瞬間でもあった。
さらにチームを持たず一匹狼だったゴウさんが
ショウと意気投合し2人でチーム結成!!
その後はゴウさん・ショウの巨大勢力により
常にNO1・NO2を独占することになる。

ショウに一度だけ勝ったのは
自分の誕生日の月だった。
ただショウの気遣いだったのは
いうまでもない。。。
一度だけ譲ってくれたのだ。
「今月だけですよ!」
何とも情けない気持ちになった(涙)

そんな事で凹む暇もなく
大事件が起こった!!
代表だったカムイさんが
店の売上を持って飛んだという
信じられない事件が起こった!

オーナーが言うには
カジノで借金が膨らんでいたらしく
それが原因だと言っていた。
入店してから可愛がられていたので
怒りよりも悲しい気持ちでいっぱいだった。
しばらく店は閉店となり新宿のグループ店での
合同営業になった。

ホストの本場である新宿に!!
そんな時でもアイカは
「よくあるよねーーーマジうける!」
さすがだ。。。
そうして新天地で再スタートとなった。

新宿では当時「ホスト狩り」が流行っていた。
先輩からは
細い路地など絶対に行くな!!絶対に2人以上で動け!!
マジーーですかーー!?新宿って怖いーーーーー。。。

数日後だった
後輩と一緒にキャッチしていたら
置いてあったバイクに後輩がぶつかった
いきなりインネンつけられ絡まれた!
相手は3人
プロレスラーのような体つき
「おい!なにしてんねん!」
関西人じゃないのに関西弁を使う
怖いお兄さん達
「上のもん呼んでこいや!」
・・・・
先輩だった自分は
「自分が上の者です。。。」
「お前か!!ちょっとこっちこい!」
・・・・おわった。。。殺される。。。
ケンカなどしたことない上に
プロレスラー3人
ひたすら頭を下げて身に着けてるアクセ・現金を差し上げて
何とか許してもらった(汗)
ホスト狩りでなく「かつあげ」だったw

ひいいいいいいいい

やっぱ新宿こえええええええ!!
その後は常に細心の注意をして
キャッチを行った。
たまに路地で血だらけのホストを見た事がある。

もちろんアイカは
「普通なら骨おられるくらいやられるよ!よかったね!」
やっぱりコイツすごいな。。。

ホストって
そっち系の方からは
チャラチャラしやがって
みたいな感じで嫌われていた。
なので肩で風をきっているような人には
「絶対ぶつからないように!!」
「誰にぶつかってもスグ謝ろう!」
後輩には常に厳しく指導した(汗)

だいぶ話がそれましたね。。。
新宿にいっても
ゴウさん・ショウは最強で
そろそろ辞めようと思い始めた時だった。

唯一の同期である
ジョウタロウ君がブレイクしたのだ。
入店からずっと指名はゼロに等しく
いつもキッチンで料理するのが
彼のポチジョンだった。
そんな彼に奇跡が起こった!!

つづきコチラ!! 進撃のジョウタロウ君♪

プロフィール

2018-08-12 ホスト物語(再) 第8話 はコメントを受け付けていません ホスト物語