ホスト物語 第10話
移籍!
詳しい理由は覚えていないが
チームの後輩
ヒロとタケシが店を移籍した。
自分も代表がいなくなったり
店に対する愛情もなくなっていた。
そんな時にヒロから勧誘され
俺とタクトも移籍した。
店長さんは自分より年下だったが
とても優しく良い人で働きやすいと
最初はそう思っていた。。。
しかし代表には、なぜか嫌われた。
その店は自分以外は関西人
「ヒューマお前面白くないんじゃ!」
自分は指名客を呼んでるので
一緒のテーブルに付く事はほとんどないのに
意味不明に怒られた。。。そんな事が何回も・・・
自分のお客の前でも怒られるようになった。
数ヶ月しないうちに自分だけ店を辞めた。
その後アイカのヒモに(汗)
仕事を探すこともなく
完全に腐りきってダメ人間となった。
そして毎日ケンカの繰り返し
「早く仕事を探しなよ!」
「面倒くさい。仕事したくない」
ソープで働くアイカに小遣いもらってスロットの日々
※もちろん負けまくりです((+_+))
明らかに自分がクソ人間だった。。。
ある日
家に帰るとアイカの荷物が消えていた。
捨てられたのだ・・・
そして一人になった。。。
※母親と一緒に住んでたので二人だw
自分の財布には2万円くらい
絶望しかなかった!!
焦った自分は急いで仕事を探した
5件くらいアルバイトの面接を受けたが全て不採用( ;∀;)
職歴ほとんどない元ホスト
面接では
「200万円以上は稼いでた俺が働いてやるんだから!採用でしょ?」
という態度だったと思う(;^ω^)
マジでクソみたいな人間だった。。。
そりゃ採用されないな。今おもえば(汗)
借金は消費者金融でマックスまで膨れ上がり
とうとう金が尽きた。
財布の中身を100円もなかった記憶がある。
車のガソリン残りわずか
携帯もアイカとの喧嘩で破損。
誰とも連絡が取れない。
母親も貯金ゼロ
絶体絶命!!
※生活保護とかあったな!今思うと・・・
何を思ったか前の店で
アルバイトとして雇ってもらえるだろう!?
と思い大嫌いな代表の店へと向かった。
帰りのガソリン代もない片道キップ状態で
おそるおそる店に行くと
まだタクトが働いていた!!
「ヒューマさん今日で俺お店辞めるですよ!」
「こんな日に来るなんてマジ奇跡ですよ!」
1日でも遅れていればタクトに一生会う事はなかった。
確かに奇跡だ!!
その後2人でボーイズバーを作る事を目標に
歩みだすことになった。
つづきコチラ!! 番外編!タクトどんなホストだった??