ホスト物語 第5話
高級ソープ嬢と対面
【高級ソープ嬢と対面】
それは突然だった
先輩も
「アイツ新宿では有名な太客のアイカだ!」
みんな指名を取ろうと気合が入っていた。
他の店のルールはあまり知らないが
うちの店はフリーの客が来ると
15分交代で席に付くというルールだった。
15分で自己アピールし指名を競う!
わずか15分の勝負!!
代表のカムイさんが
いきなり
「ヒューマあそこに行って来い!!」
仕事には慣れてきたが
かなりのプレッシャーだった。。。
席につくなりアイカは
「アンタ新人でしょ??」
・・・
すぐにバレた(汗)
「新人!?一応は3ヶ月くらいだから新人じゃないかな。。。」
その後の会話は緊張で覚えていない。
「顔が黒いけど何かスポーツやってた?」
「テニスしてたよ!」
「ちょっとサーブやってよ!」
エアーでサーブ
「へえええ。よくわかんないや」
この部分だけ覚えている。
※これでも高校・大学ではテニスで。。。ちょっぴり有名だったんだけどな。。。
15分が過ぎて先輩と交代
その後も何人か付いて
アイカはチェックした。
うちの店では場内指名がない場合
最後に見送る役目
送り指名というのがあった。
アイカはなぜか
俺を指名した。
俺は意味がわからなかった。
会話はほとんどしていない。
なぜだろう・・・
アイカに聞いてみた。
「なんで俺なの?」
「うーーん普通っぽいから。」
・・・・
なんだそれ!
とりあえず電話番号を交換だけして見送った。
店が終わる頃にアイカから電話が来た。
「ねーご飯おごってよ!」
「え!?俺そんな金ないよ・・・ファミレスでいい??」
「別にいいよ♪」
そして近くの
サイゼリアに行った。
「アフターでサイゼリアってないよね。初めてなんだけど!マジうける♪」
なぜ俺を呼んだか意味が不明。。。だって金ないし。。。仕方ないじゃん。。。
そしてアイカは突然
「今のホストからDVを受けてるから逃げたい」
「引越し手伝ってよ!」
・・・・
「明日なら大丈夫!」
「え?今からに決まってんじゃん!」
・・・
コイツ本気か(汗)
何を考えてるのかマジ理解できない。。。
でも客になれば大きいと思い
家に急いで車を取りに行った
「てか相手のホストいないの?」
「今日はアフターで他の女とホテル行ってるから帰ってこないから大丈夫!」
・・・
新宿のマンションへ行き最低限の荷物を車に積んだ。
「どこに行けばいいの?」
「アンタの家に住ませてよ!」
・・・
「え!?俺は母親と二人暮らしだからいきなり無理だよ!」
「じゃ家を探そうよ!」
・・・・
なんて強引な女だ(汗)
「そんな金。俺ないよ。。。」
「いいよ私が出すから♪」
・・・・
以下。省略。
ということで
ウイクリーマンションでの
同棲生活がいきなり始まった。。。