ホスト物語(再)第7話

ホスト物語 第7話
チーム結成!

なんか順調な感じみたいですが
ルックスでは売れてる先輩に勝てないので
毎日200人以上の女の子に声を掛け
ひたすらキャッチして。。。
ひたすらひたすらひたすら。。。
朝8時くらいキャッチしてたら同級生に会ったり(汗)
何とか月の売上が100万円あげれるようになってきた。

代表カムイさんが
「ヒューマもチーム持っていいぞ!」
えええええええええええええ
いいんですかーーーー♪

チームというのは
フリーなどのお客さんが来た時に
連れてきたチームのメンバーが優先的に
席に付けるという店のルールだった。
自分のチームを持つと箔が付き
指名も取りやすくなる。

後輩のタクト・ヒロ・タケシ
の3名が自分のチームに加入となった。
自分は昔から!?関西の人間が苦手でした。
※関西の方すいません。
なんかいつでもボケなければならない
みたいなノリが合わなくて(汗)

なのに!?加入した3人とも
なんと関西人!!
大学時代の親友も関西人
苦手なはずなのに・・・
昔から。いじられキャラだからか??

ある日みんなでお好み焼きを食べに♪
すると後輩3人からの
ダメ出し連発!!
焼き方が違うなどなど
なんて面倒な後輩たち(汗)
そんなこんなでチーム活動

TEAMヒューマの方針
「キャッチ・お笑いが命!!」
残念ながら自分も含めルックスで
指名が取れないレベル。。。
キャッチで捕まえるしかない!
それがチームの方針でした。
台風の日も雪の日も
毎日やり方を色々と変えて
キャッチキャッチの日々

雨の日は同情作戦!
わざと雨に濡れて傘に入れてもらう
引く人が多いが、まれに優しい女の子がいる。

マックのポテト食べる子には
「1本だけください」
タクトは
「突っ張り大相撲!!」
と訳のわからない大きな掛け声
女の子をビックリさせたり
他のホストが面倒くさがる
キャッチを毎日たのしんでた♪

半年が過ぎた頃でしょうか
NO5にまで上がってきました。
店で最年長のオジサンが(汗)
その頃だったと思います。

ナオミという年上のお姉様から
理由は覚えてませんが
指名を貰いました。
闇金融で事務をしてるらしい
初日からドンペリを!
そして安定の泥酔。。。

ナオミは酒癖がかなり悪く
気分が悪くなるとスグ帰ってしまう
けっこうシビアなお客でした。
週1くらいでしたが
来ると1回で30万円くらい使ってくれた♪

ある日ナオミが
「ヒューマって私の事どう思ってるの?」
と聞かれ
・・・・うーーん
「俺のお給料!」
ナオミ爆笑
そしてドンペリのビンを
「ヒューマの給料のみまーーす♪」
と言って一気
コールは
「お給料♪お給料♪お給料♪お給料♪~」
思い出すだけで
笑ってしまいます。いいやつだったな!!

その後も何人か固定の指名が増えてきて
NO2までに!!
順調と思われた
そんなある日
社長が他店より引き抜いてきた
最強のライバル
ショウが入店しました。

つづきコチラ!!
ショウ入店

ホスト物語(再)第6話

ホスト物語 第6話
トラップ

ホストというのは
不採用がない!
なぜなら完全歩合なので
お店から見れば指名の売上なければ
給料はゼロなので誰でもよいのだ。

毎月いっぱい新人ホストが入ってくる。
1日で辞めるのが9割以上
自分が入ってからも多くの新人が辞めていった。

入店して3ヶ月くらいたった頃
ようやくNO8まで上がり
後輩を指導する立場までとなっていた。
そんな時に
アストラッチャの部長である
白川と出会うことになる。

白川は源氏名はタクトだった。
なぜかは覚えていない。
タクトの話は今度します(汗)

タクトが入った頃の新人で
カエデというホストがいた。
愛嬌ある良い子だった。

働いていたお店は
いつも営業が終わると
ミーティングが1時間くらい
いつも泥酔していた自分は
ほとんど潰れて寝ていましたが。。。

ある日のミーティング
いつものように自分は
バックルームで酔い潰れていた。
すると
ガシャガシャガシャーーーーン!!
グラスの割れる
すごい音がして起きた。

何事だ!?
店を見ると
カエデが殴られている。
???
何が起こった!?夢か?

起きた自分をタクトが気がつき
近寄ってきた。
「ヒューマさん!カエデが先輩の客と電話番号交換したらしいです。」
・・・・・
ホスト業界では他のお客さんに手を出すのは
絶対にしてはいけないこと。

新人が入ると最初に厳禁として教わること。
あってはならないことだった。

カエデの言い分によると
「先輩ホストと別れたいから相談したい」
・・・・・
よく新人に仕掛けるトラップに
カエデはハメられたのだ。

トラップがあるのは
絶対に言ってはいけないルールだった。
カエデは集団暴行に
完全なリンチだ!

いつも優しい代表のカムイさんに
すごい形相で!
「ヒューマお前も殴れ!」
「自分は殴れません。。。」
自分もリンチされる空気に・・・
一発だけ殴ってしまった(涙)コツン
「もっと本気で殴れ!!」
コツン
「もういいヒューマは寝てろ!」

このブログは絶対にカエデは見てないと思うけど
あの時は本当にゴメン!!
本当にゴメン!!!

その後もカエデは殴られ続けカエデの顔は2倍以上に腫れた。
映画などで見るような特殊メイク以上
現実はすごい。。。想像を絶する

警察に行けない恐怖を与える!
それが店の方針だった・・・
恐ろしい業界にいる事に気がつかされた。
家に帰りアイカにリンチの話をすると
「それは仕方ないね。新宿なんて普通に死人でるよ♪」
笑って話をするアイカを見て
この女も恐ろしい・・・

つづきコチラ!!

次回「チームを作る!(仮)」

ホスト物語(再)第5話

ホスト物語 第5話
高級ソープ嬢と対面

第4話はコチラ!!

【高級ソープ嬢と対面】
それは突然だった
先輩も
「アイツ新宿では有名な太客のアイカだ!」
みんな指名を取ろうと気合が入っていた。
他の店のルールはあまり知らないが
うちの店はフリーの客が来ると
15分交代で席に付くというルールだった。

15分で自己アピールし指名を競う!
わずか15分の勝負!!
代表のカムイさんが
いきなり
「ヒューマあそこに行って来い!!」

仕事には慣れてきたが
かなりのプレッシャーだった。。。
席につくなりアイカは
「アンタ新人でしょ??」
・・・
すぐにバレた(汗)
「新人!?一応は3ヶ月くらいだから新人じゃないかな。。。」
その後の会話は緊張で覚えていない。
「顔が黒いけど何かスポーツやってた?」
「テニスしてたよ!」
「ちょっとサーブやってよ!」
エアーでサーブ
「へえええ。よくわかんないや」
この部分だけ覚えている。
※これでも高校・大学ではテニスで。。。ちょっぴり有名だったんだけどな。。。

15分が過ぎて先輩と交代
その後も何人か付いて
アイカはチェックした。

うちの店では場内指名がない場合
最後に見送る役目
送り指名というのがあった。
アイカはなぜか
俺を指名した。

俺は意味がわからなかった。
会話はほとんどしていない。
なぜだろう・・・
アイカに聞いてみた。
「なんで俺なの?」
「うーーん普通っぽいから。」
・・・・
なんだそれ!

とりあえず電話番号を交換だけして見送った。
店が終わる頃にアイカから電話が来た。
「ねーご飯おごってよ!」
「え!?俺そんな金ないよ・・・ファミレスでいい??」
「別にいいよ♪」

そして近くの
サイゼリアに行った。
「アフターでサイゼリアってないよね。初めてなんだけど!マジうける♪」
なぜ俺を呼んだか意味が不明。。。だって金ないし。。。仕方ないじゃん。。。

そしてアイカは突然
「今のホストからDVを受けてるから逃げたい」
「引越し手伝ってよ!」
・・・・
「明日なら大丈夫!」

「え?今からに決まってんじゃん!」
・・・
コイツ本気か(汗)
何を考えてるのかマジ理解できない。。。
でも客になれば大きいと思い
家に急いで車を取りに行った
「てか相手のホストいないの?」

「今日はアフターで他の女とホテル行ってるから帰ってこないから大丈夫!」
・・・
新宿のマンションへ行き最低限の荷物を車に積んだ。

「どこに行けばいいの?」
「アンタの家に住ませてよ!」
・・・
「え!?俺は母親と二人暮らしだからいきなり無理だよ!」

「じゃ家を探そうよ!」
・・・・
なんて強引な女だ(汗)
「そんな金。俺ないよ。。。」

「いいよ私が出すから♪」
・・・・
以下。省略。

ということで
ウイクリーマンションでの
同棲生活がいきなり始まった。。。

つづきコチラ!!「トラップ」

ホスト物語(再) 第4話

ホスト物語 第4話
下っ端からの脱却

第3話はコチラ!!

ということで続きです♪
セリカは大学生だった。
学校はあまり行ってなかったようだ。
おっぱいパブのバイトは週6で
ぎっしり働いていた。

他にお客さんがいなかった自分は
セリカに頼る日々が続いた。
指名の客がいないと
ヘルプをすることになり
酒を浴びるように飲ませれるので
必至に指名客を呼び続けなければならない。

セリカの他にも
ちょこちょこ指名が貰えるようになり
2ヶ月目でトイレ掃除の担当から脱却した!
主任であるシンマに
「掃除したら便器を舐めろ!」
「自分でキレイにしたんだから出来るだろ!?」
と言われ続け便器を舐める苦痛に耐え続けた
トイレ掃除から
ようやく脱却できたのだ!

同期で入ったホスト(12人くらい)は既に
自分以外はジョウタロー君だけだった(汗)
ここで少し唯一の同期ジョウタロー君を紹介します。

自称 福岡生まれ
正直けっこうなブサイクだ。
本人にも認識はあった。。
いつも店のジャイアントコーンをポケットに
しまいこみ飢えを忍んでいた。
そこそこの給料を貰えるようになった自分に
「ヒューマちゃん吉野家おごってよーー」
「たまにはモスバーガー食べたいよーー」
キャッチの合間に二人で
よくご飯を食べたのを今も覚えている。

色々な先輩にも
おごってもらい
寄生するタイプだった。
にくめない性格で
とても仲がよかった。

だいぶ話がそれましたね。。。
確か3ヶ月目に入った頃だろうか
セリカが初のドンペリを入れてくれた。
今までヘルプ側で、そのままビンで一気しかしたことがなかった。
初めてグラスで飲める!!
嬉しくて泣いた。
いつもは一気した後に
トイレに駆け込み
吐く。。。
これが日課だった。
そんな初ドンペリをジョウタロー君は
すぐさまビンを取り上げ
一気をしてくれた(涙)
「ヒューマちゃんオメデトウ!」
と彼は目で自分に訴えかけてくれた。

もしかしたら
「コノヤロー!お前だけ!」
と思っていたかもしれない(汗)
その日の営業後
すぐジョウタロー君が
「明日は吉野家で大盛りね!」

さすが寄生のジョウタロー
抜け目がない(笑)
なんか話がジョウタロー君が
メインになってしまった。。。

そんなこんなで
憎い先輩であった
シンマとトラノスケの売上を抜くまで成長した。
ホストの世界では売上が全て!!
ナンバーが上になれば指示も命令もされない。
仕事でのストレスはだいぶ減った。

そんなある日
アイカと出会う事になる。
当時の新宿で有名なホストの太客が
なぜか池袋のうちの店に現れたのだ!

つづきコチラ!!

ホスト物語(再)第3話

ホスト物語 第3話
別れ・出会い

第2話「初回荒らし」こちら!!

30代のOLさんには
3歳の子供がいた。
その後も数回お店に来てくれた。
離婚して茨城の実家に帰る前に
遊びたかったと
打ち明けてくれた。

最後に
「もう遊びに来れないかな。。。ゴメンね。」
・・・
「こんな俺に今までアリガトウ!」
なんて言っていいかわからなかった。
ありきたりな言葉しか出てこなかった。

彼女は最初から電話番号も教えてくれなかったので
それきり店に来ることはなかった(涙)
彼女のおかげで
最初の給料は10万くらいだっただろうか。
週6日19時~朝6時までの勤務
悲しくなるので時給を計算するのは止めた。

その後もキャッチで
初回荒らし何人かの売上だけで
限界を感じていた。
そんな時だった
フリーで来ていた2人組の席にNO1ゴウさんと
初めて席に付いた。
無我夢中だったので何を話したのか覚えていない(汗)
一人の女の子が自分に場内指名を入れてくれた。
その子は20歳の大学生
名前はセリカ
※おっぱいパブでの源氏名

その後に初めてのアフター
お金のない自分は
「ゴメン。俺。。。金ないんだよね。」
「知ってる新人だもんね!なに食べたい?」
「おごってくれるの??マジ??」
「もちろん!なに食べる?」
俺は迷わず
「朝マック食べたい!」
・・・・
「マック!?いいよ♪」
久々のハッシュポテトに涙が出そうだった。。。
いや出ていたと思う。

その後セリカは自分の初めての
太いお客さんとなっていくことになる。

つづきコチラ!!

第4話 下っ端からの脱却!

番外編
NO1ゴウさんに気に入られ!?
お店が終わると
よくゲーセンに付き合わされた(汗)
彼はユーホーキャッチャーが大好きで
1万円を100円に全て両替して
ひたすらやりまくる。
「ヒューマお前あれ取れよ!」
取れるまでお金はくれた。でも・・・
ご飯は。。。おごってくれる事はない。
「飯は自分で稼げ!!」
彼の口癖だった。
「NO3になったら焼肉おごってやるよ!」
彼の言葉を信じて
ゲーセンに付き合い彼を抜きNO1を目指した。